Logic Pro Xで最近使ってるセンドエフェクトを紹介するゾ^〜
なんか気がつくと全てのトラックに挿さってるエフェクトってありますよね。主にリバーブとかディレイとかあと音色整えるやつとか。 そのせいでトラックのエフェクト欄がすごいことになってたりしますよね。
でもあんまりエフェクト挿しまくっているとパフォーマンスの面でアレなのと、変更したい時いちいち開いていじって閉じてっての大変なので、出来るだけ省力化しつつ、手軽に良い音を作れるっていう状況にしていきましょう。
そのために最近はセンドを結構いじるようにしています。 センドとはバスを作ってトラックからバスにも一定音量送るやつです。このバスに最近自分がどんなものを用意していて、どう使っているかを紹介できればと思います。
空間系
まずはド鉄板、リバーブです。 Logic Pro Xではデフォルトパッチ(Classic Electro Piano)を挿入すると2つのバスが準備され、勝手にルーティングされます。 1つ目が「Small Room / 0.4s Snare Room Chamber」2つ目が「Large Hall / 3.9s Prince Hall One」です。 前者はディケイが短めのリバーブで、上げるとステレオ感とか存在感が増す気がします。ちょっと音が細いなーってやつを目立たせてあげたい時とかにあげてる気がします。後者はディケイ長めで、上げると音がどんどんモヤけていきます。
で、Classic Electro Pianoでは0.4sと3.9sのリバーブが入るんですが、「Vintage Synth Bass」を挿入するとこの2つとは違うリバーブが挿入されます。そのうちの1つが「Ambience / 0.1s Short Ambience」で、こいつが0.4sよりもっと短いリバーブなんですけど、モヤけさせずに音に存在感を出すにはこいつを上げてあげるといい感じがしています。そしてなぜかこのプリセット、Space Designerに入っていないんですよね・・・ Vintage Synth Bassを挿入すればバスに登録されるので、他のトラックからもセンドを送ってぜひ使ってみてください。
あと、この2つはただのリバーブって感じですが、最近Logic Pro Xに新しく入ったリバーブエフェクトのChromaVerbのプリセットの「Synth Reverbs」というカテゴリに結構キラキラっとした残響のするプリセットがあって興味をひかれています。「Clean Ambient Tail」とかそれっぽい。まぁリバーブの高域を持ち上げればいいだけな気もしますが・・・興味のある方はお試しあれ。
次にディレイです。
バスを新しく作って、Stereo Delayを挿入し、次のようにセッティングします。
 こいつに音をセンドするとステレオ感が手軽に得られます!あら不思議!! モノラルな感じの音でもっと左右に広げたいってやつに使ってあげるとよいと思われます。
こいつは時間を遅くしてステレオ感を出すやつですが、LogicにはStereo Spreadという周波数に対して左右を振ってくれるやつがあります。これを使ってもステレオ効果が出せるので、こいつもバスに挿しておいて音によってはこれにセンドしてもよいと思います。参考程度に設定を乗っけときます。

歪み系
つい最近まで自分もXfer Recordsの最強フリーマルチバンドコンプ「OTT」を使って音をギチギチにするマンだったんですが、OTTだとギチギチになりすぎるというか、そのままだと中音がやせ細っていくなと思っていて。その点Logicのクリーンアンプは比較的まろやかな感じで中音の温かみと高域のパリパリ感を出せる気がしています。ドラムとかボーカルとかシンセリードとかをアンプにセンドするといい感じになる。。。
 セッティングとしてはこんな感じです。Amp Designerを立ち上げて、ModelをClean Preampにしただけです。 こいつをバスにセットして、音源のトラックからセンドすると、アンプの出音を混ぜることができます。 ちなみにですがこれと同じことをベースアンプでやると、中域のクランチ感が出るので、中域が生きてくる音があれば試してみてください。モデルはModern Ampを試してみてます。それ以外のところはやはり最初の状態から変えていないです。
 こんな感じでポンポン入れていくとバス欄がこんな感じになります

これで、ステレオ感がほしい時はいちいちエフェクトを挿さずにDelay StereoとかSpreadにセンドを通して音量つまみをひねるだけでオッケーってことになります。Logicではミキサー画面で一括でトラック選択してセンド値も変えられるので、便利だと思います。
ちなみにですがたくさんの音が入ってくる関係上コンプレッサーのようなのをバスにしてしまうと単一の音に対して処理するのと効果が変わってしまうので、避けるようにしましょう(このハックはリバーブやアンプのように音がいくつ入ってきても効果が等しくなるものに向いていると思います)
この処理方法はCubaseなど別のDAWでも適用できるのでやってみてください😊
減らせる作業は減らして、快適で楽しいDTMにしましょう🌻ノリノリになるのもいいですが水分を摂るのも忘れずに🚰